第57回「ディープな市場を狙う」(板紙段ボール新聞H31年4月8日付)掲載より

最近、鉄道をネタにしたテレビ番組が増えており「鉄道ブーム」は間違いなく、関連商品がずいぶん増えています。今、我々の大いなるビジネスチャンスと考えます。

  

実は、かく言う筆者も鉄道オタクで、”乗り鉄”をしながら国内外の現場を喜々としてお邪魔しているのです。

おそらく国も、調査していないため「鉄道ファン人口」の統計上、把握していないでしょうが、鉄道雑誌の編集長は「コアなマニアが20万いる」と推計。某有名経済研究所は「200~300万人」とも言っています。ブームの火付け役は他ならぬ鉄道会社でしょう。人口減に伴い乗客数も減少する中、手っ取り早く穴埋めするには鉄道マニアに一層乗ってもらえばよいわけで、特別列車の運転、ローカル線でのイベント等あります。

それに限定グッズ販売も加えれば、ほぼ目論見通りの売上確保でしょうか。お菓子、清酒、ご当地モノ、何でも「電車がモチーフの直方体の箱」に詰めれば販売価格も高く設定できます。筆者も完全に思う壺、必ず衝動買いをしてしまいます。大阪出張の帰りに買ったパンのセット、某私鉄のエキナカで売られているもので1,000円也。荷物になるのに…、近所にパン屋さんはあるのに…わざわざ買って帰るのです。

紙器段ボール会社の皆さん、中味の商品は後から考えてば良いわけで、鉄道車両の箱を作ってみませんか?喜んでご相談に乗らせていただきます。ハイ!