第5回「クリスマスは書入れ時」(板紙段ボール新聞H26年12月7日付)掲載より

師走に入り読者の皆さんの現場もお忙しくされていることと思います。その状況は、消費者向けパッケージを生産する箱屋さんならヨーロッパも同じですね。

 

ドイツの中堅印刷紙器M社の製造部長を11月末に現地取材しました。日本も歳末商戦で箱の動きも盛んですが、ドイツもクリスマス商戦に向けてユーザー各社から様々な注文が入り10月頃から忙しくなるそうです。

もちろん、消費者を惹きつける新型の家電、スマートフォン、調度品、またプレゼント向けの小物、アクセサリーなどはこの時期とばかりにメーカー、販売店ともに熱を帯びるために印刷紙器、段ボールメーカー共に活祝を呈するそうです。しかしながら、併せてクリスマスを機に従来商品の“便乗”商法も見逃せません。

そのひとつは、クリスマス限定パッケージ。一年を通して販売されているチョコレートやクッキー、キャンディーなどがサンタクロースや天使のついた赤いパッケージに衣替えして店頭に並びます。時期は11月中頃からでしょうか。たかが包装…でしょうが、パッケージだけでなくクリスマスバージョンのPOPパネル、ディスプレイ、シェルフレディパッケージがセットになってお店のフロアーを“占拠”しはじめます。その一角はクリスマス特設コーナーにとなり、普段は買わない層の買い物客もつい手てしまいます。

消費者心理を刺激することでお店にとっても、売上がプラスになる仕掛けで、スペースの提供など協力を惜しまないようです。

そうこうしているうちにも、おじさんがカゴにごっそりお菓子を入れました。ひょっとしてサンタさんかも知れませんね。皆さん、メリークリスマス!