第42回「出来高が上がる年に」(板紙段ボール新聞H30年1月7日付)掲載より

昨年は“働き方改革”がいろいろなところで話題となりました。我々の印刷、段ボール産業においても長時間労働が問題視され、それぞれの職場で具体的な取り組みが始まったようです。今年はよりスマートな生産活動が出来て魅力ある産業になることを期待したと思います。

残業を減らしても生産数量は落とせないというのが各社の事情です。そのために、高速マシンを入れて、セット時間を短縮し、チョコ停を無くす。誰しもわかっていることでも、そのためには相応の設備投資が必要でおいそれとできない。しかし、資材を変えることで生産性を格段に上げる事が出来ることをご存知でしょうか。これまでも高反発性の抜型用撥ねだしゴムを使うことでツナギを保護し、紙粉の発生を抑えながら高速打抜きを可能にした事例を紹介しましたが、いよいよ今年から本格販売がスタートするシトーテープの究極の作りこみバージョン『シトーアルティメット』、面盤との段差ゼロの本体でスムーズなシート搬送、柔硬2層構造による世の中で初めての弾性面盤、高精度の罫線中心性。昨年通して行われた実証試験データでは、CAD面盤に比較して平盤打抜機、製函機の加工速度がアップしました。これに伴いそれぞれのラインで約3%出来高を上げることが出来ました。今、紙器でも段ボールでも『シトープロプラス』をお使いの現場には価格変更無しで順次『シトーアルティメット』をお届けします。現場に笑顔をもっと!今年も頑張りたいと思います。応援宜しくお願い致します。