第30回 シトーテープ半世紀(板紙段ボール新聞H29年1月7日付)掲載より

年初にあたり当社の原点『シトーテープ』における本年の取り組みを紹介します。前回も触れましたがTFP(全要素生産性)向上は、我々関連産業も一緒に考えカタチにすることが使命です。

  

紙器・段ボールケースの胆とも言える罫線品質。精確で美しい折れ筋を確実にする『シトーテープ』が登場してまもなく半世紀、今や高速充填のタバコの箱から缶飲料ケースまで国内約一千工場の平盤からロータリーダイカッタで罫線を作っています。今年は製函部門で大きくTFP向上に寄与する新技術が2つ登場します。

一つ目は、シートの1枚目からおよそ50万ショットまで安定した罫線品質(起函トルク値)を実現させる弾性特殊樹脂を使用した究極の溝切テープ『シトーテープアルティメット』です。これにより、これまで頻繁に行ってきた面盤上のテープの貼り換えと検品回数の削減が期待できます。また、リピート仕事の時も面盤をセットするだけで生産をスタートできます。

もう一つの新技術は溝切テープの面取り作業を排除する『シトーカッターAC−3』=写真=。従来、溝切テープの面板転写後、シートのスムーズな搬送目的で、カッターで紙流れ方向を面取りする必要がありました。この作業は機上で行うため打抜機の停止を余儀なくされましたが、この『シトーカッターAC−3』はシトーテープを必要な長さに切断と同時に面取りが施されるため、機上での作業が排除されます。

この2つのイノベーションを組み合わせることで、ダウンタイムの削減とワークフローのシンプル化が顕著に目に見えるカタチで実現します。

今年も魅力ある箱作りのお手伝いに邁進してまいりますので宜しくお願い致します。