「紙のリサイクルが難しいパッケージ12種」(北米) YCT FOCUS ON 世界のSDGS 28号 2022-8-3

「紙のリサイクルが難しいパッケージ12種」(北米)

“要求レベルの高い市場でスーパー・コンビニなどの小売業が環境を意識した消費者を獲得したいならば、商品にリサイクルの明確な指示を記載しなければならない。”
サステナブルパッケージをリードするDSスミスが行った全国調査(北米)で明らかになった。

大多数の消費者はリサイクルに前向きだが、多くはどのアイテムがリサイクルできるのか確信がない。結果、紙の再生対象にならない使い捨て商品の多くが誤ってリサイクルに取り込まれている。この“難再生紙”の多くはプラスチックが部分的に使われている、または食品の汚れがあるパッケージだ。「紙としてリサイクルできないものが混入すると製紙工程におけるコスト増と廃棄増をもたらすので、製紙会社にとって重要な課題になっている。それが大量になると、環境にも重大な影響を及ぼす。」
(DSスミス・北米社長Toby Earnest氏)

以下DSスミスがまとめた難再生紙12種だ。

食品トレー:オーブン対応のラミネート加工された耐熱食品紙トレーは、製紙工程で分解されにくい。食品の汚れがある場合もリサイクルできない。

紙パルプフルーツトレー: 紙繊維が弱く低品質なものが多いため、紙パッケージへ再生できるだけの強度がない。

食品用紙容器: 紙容器にコーティングされているフィルムは分解されにくく、紙素材に密着しているためリサイクル性も下がる。

ポテトチップスの筒型容器:紙以外の素材やパーツを組み合わせた複合型パッケージに属する。50%以上が紙素材でないため製紙会社でリサイクルできない。残り8種は次号に続く。

(調査実施日2022年3月8~9日;対象1007人;誤差限界±3%;調査会社 Dynata (米国)のオンラインデータ収集方法を用いて行われた)

 

引用:DSスミスホームページ
DS Smith Reveals Its Top 12 Hard-to-Recycle Items (April 13, 2022)